山登り

木曽駒ヶ岳周回

コガラ-茶臼山-将棊頭山-木曽駒ヶ岳-夏草岳-コガラ

山行概要

 金曜は仕事がかなり遅くなったので、土曜夜出発で三連休の後半2日で登ることにしました。
 7年ほど前に逆コースで回りましたが、上りのコースタイムは長いですが、2日目は前木曽駒ヶ岳から麦草岳に崩落した稜線沿いに歩く予定でした。

課題:
・正沢川の渡渉
・コースタイムの長い登り
・崩落した前木曽駒ヶ岳から麦草岳の稜線

日程:2019年 9月15日(日)~16日(祝)

行程:
・ 9/15(日) コガラ-茶臼山-将棊頭山-木曽駒ヶ岳
・ 9/16(祝) 木曽駒ヶ岳-夏草岳-コガラ

アプローチ

 土曜の夜、早めに出発です。時間に余裕があるからと、調布ICまで下道にしたら、工事中などで結構時間がかかりました。でも、早い時間に走ると体が楽です。伊那ICで中央道を降り、権兵衛トンネルを越えて道の駅日義で車中泊です。いつも通り、ビールを飲んで眠りにつきます。

9/15(日) コガラ-茶臼山-将棊頭山-木曽駒ヶ岳

天候:晴れ
行程:
コガラ 05:57-(0:37/1:00)-
06:34 行者水 06:42-(0:46/1:00)-
07:28 五合目 07:37-(0:22/0:50)-
07:59 六合目 07:59-(0:38/1:00)-
08:37 七合目 08:50-(0:30/0:50)-
09:20 八合目 09:30-(0:35/0:50)-
10:05 九合目 10:05-(0:29/0:50)-
10:34 茶臼山 10:47-(1:12/1:10)-
11:59 将棊頭山 12:21-(0:38/0:35)-
12:59 八合目 12:59-休憩1回13分-(1:21/1:15)-
14:33 木曽駒山荘 15:55-(0:14/0:20)-
16:09 木曽駒ヶ岳 16:22-(0:11/0:15)-
16:33 木曽駒山荘
歩行時間 7:33/9:55(=0.761)
休憩時間 3:03(テント設営等1:00)
全行程 10:36

  5:00ぐらいに目を覚まします。道の駅の案内所に行くとドアも開き、自動で照明も付いたので、この中のローテーブルで朝食にします。
 コガラの登山口までは15分程で到着しました。既に10台以上が止っていますが、まだまだスペースには余裕があります。数組が先に出発していきました。登山届をポストに入れて出発します。
 分岐を左に折れ少し上って下ると正沢川に出ます。橋がかかっておらず水が多い時は渡渉が大変だとの事で、サンダルで水の中を歩く覚悟で来たのですが、この日は水量も少なく、10cm程の径の丸太を3本組んだ渡しが置いてあり、それ以下の水位で、水に濡れることなく渡ることができました。(2011年 9月にはまだ橋の残骸がかかっていて、危なく落ちそうになりながら渡りました。)
 すんなり川を渡れたので気を良くして斜面に取り付きます。行者水で水を汲み、五合目で稜線に出ます。この付近は山と高原地図のコースタイムが甘く、コースタイムの6~7割の時間で順調に上っていきます。八合目を過ぎると御嶽も見えてきます。人も少なく静かです。この辺でやっと対向者とすれ違います。九合目を過ぎると森林限界を越え視界がひらけます。数人のグループとすれ違い茶臼山に到着です。女性一人がいてこれから桂小場に下山するとの事でした。
 しばし展望を楽しみ先に進みます。一旦樹林帯に入り桂小場への分岐を過ぎ樹林帯から抜けます。この樹林帯でストックのキャップが外れて見失ってしまいました。最近BDのストックを購入したのですがよく外れます。メインの登山道は稜線から外れ西駒山荘に続いていますが、このまま稜線のハイマツ帯を進みます。この稜線は展望もよく好きな道です。多少の岩場を越えて将棊頭山に到着です。数人のグループが休憩していました。直下に西駒山荘が見えます。木曽駒ヶ岳、御嶽、乗鞍岳が一望できます。
 気持ち良い稜線を進みます。ナナカマドの実が赤く色づいていますが葉はまだまだです。遭難碑を越えると上りになり斜度は徐々に増します。雲が上がって来ますが展望はまだまだあります。濃ヶ池分岐を越え馬ノ背の急斜面を上り、頂上山荘のテント場に向かいます。
 ロープウェイを使うと比較的短時間で来れるのでテント場はかなり埋まっていました。木曽駒山頂には雲がかかっているので、テントを張ってビールとつまみでゆっくりします。
 1時間余で少し山頂が見えだしたので往復します。真上は青空ですが水平方向は雲が多く宝剣岳しか見えませんでした。
 夕食後、西の空がほんのり赤くなりました。

茶臼山からのパノラマ画像

茶臼山からのパノラマ画像は↓

茶臼山からのパノラマ画像
2019/ 9/15  コガラからの急坂を登りきると展望が開けます。木曽駒ヶ岳、御嶽、乗鞍岳が見渡せます。

9/16(祝) 木曽駒ヶ岳-夏草岳-コガラ

天候:晴れ
行程:

木曽駒山荘 04:55-(0:15/0:20)-
05:10 木曽駒ヶ岳 05:54-(0:26/0:20)-
06:20 玉乃窪山荘 06:25-(0:48/1:00)-
07:13 八合目 07:13-(0:45/0:40-)
07:58 七合目 08:04-(0:45/1:00-)
08:49 麦草岳 09:03-(休憩1回4分)-(0:33/0:30)-
09:40 七合目 09:51-(0:42/1:00-)
10:33 五合目 10:44-(0:47/1:00-)
11:31 林道終点 11:38-(0:32/0:40-)
12:10 コガラ
歩行時間 5:33/6:30(=0.854)
休憩時間 1:42
全行程  7:15

 昨日山荘で木曽前岳と麦草岳間の稜線の様子を聞くと、道がなくなって通れないとの事で、分かっていた事ですが、やはりこの稜線は止めて、七合目避難小屋から往復することにしました。
 3:00起床。テント内は15℃で、この時期としては温かいように思います。朝食後、テントを撤収。小屋でトイレを済ませ、木曽駒ヶ岳山頂に向かいます。山頂には日の出20分ほど前に到着しました。
 所々雲海もありそこそこの展望です。空もほのかに赤くなりますが、日の出の方向だけ雲が高く、待てども待てども日は昇ってきません。山頂の神社にお参りして下山にかかります。
 整備された岩場を下ります。木曽前岳、麦草岳の向こうに御嶽が控えます。道は玉乃窪山荘の裏手から正面に出ます。小屋の右奥には三ノ沢岳の稜線が見えます。ここから稜線を外しカールを下ります。しばらくすると樹林帯に入り、左のトラバースが結構続き、七合目避難小屋に到着。
 麦草岳入り口脇のベンチにザンクを置いて、サブザックで麦草岳に向かいます。そこそこの急斜面です。尾根に乗るとやや緩やかになります。駒岩を過ぎると直ぐに山頂です。味のある道標があります。三角点はここですが、最高点はもう少し先でそこまで行って休憩です。もう少し先に行くと木曽前岳方面の崩壊した稜線が確認できます。誰もおらず山頂からの景色を独り占めです。
 避難小屋に戻り小屋の中を覗くと整理がいきとどきかなりきれいです。2347mとペイントされた岩場を越え樹林帯を下ります。五合目で一休み。四合目半の水場を確認し、四合目をすぎの急坂を下ると幸ノ川に出ます。ここからは林道。30分ほどで往路に合流し、コガラの登山口に戻りました。

 天神温泉清雲荘で入浴し旗挙そば源氏で蕎麦を食べ、地元の酒屋で日本酒を仕入れて帰りました。

コースマップ(2019/ 9/15~ 9/16)

合計距離: 25376 m
最高点の標高: 2967 m
最低点の標高: 1324 m
累積標高(上り): 3551 m
累積標高(下り): -3553 m
総所要時間: 06:26:14
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